おたふくワクチンの2回接種について

おたふくかぜが流行っています。おたふくの流行の特徴としてダラダラと流行が長くつづくことがあげられます。園、学校等で流行すると流行が6ヵ月以上続きます。その理由としては、潜伏期間が長いこと、治ったと判断され登校、登園してもまだおたふくウイルスを排出していること、ワクチン接種率が低いこと、またワクチンを接種していても抗体が低くなっていてかるくかかることが少なくないこと、などが考えられます。

当クリニックでのH21年1月より耳下腺の腫れた人のデータです。ワクチンを全くうっていない人63%(重症の割合25%)、ワクチンを1回うっている人26%(重症の割合0%)おたふくではない人10%でした。これよりワクチン接種で発症を半分以下にまた重症化は0%へと減らせることがわかります。さらには2回目の接種で発症を限りなく0にすることができます。はしかワクチンも接種が2回必要なのと同じ理由で1回だけのワクチン接種で抗体がひくくなり発症し、伝染源になることがわかっています。多くの国ではおたふくワクチンの2回接種をすすめています。なるべく早めにおたふくワクチンを全く接種していない人は1回目を、1回うっている人は5歳を目安に2回目を接種してください。

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