スギ花粉症の日常生活での注意

スギ花粉症は遺伝性の病気で、IgERASTで3+以上で症状が出現し、また強陽性のひとはヒノキに対しても陽性のことが多いようです。時々まったく上記の検査で異常がないにもかかわらず、スギ花粉症と信じている 思い込み花粉症の人もいます。

症状は鼻、目の他、皮膚、粘膜、気管支に出現するので注意が必要です。院長自身スギ花粉症なので、文献、経験に基づいた注意を以下に述べます。
洗濯物、ふとんは室外にだすのはやめましょう。特に目、鼻以外にも下着についた花粉で外陰腟炎をおこすことが知られています。帽子をかぶりましょう。朝シャンをやめて夜シャンにしましょう。髪の毛についた花粉は夜間の鼻づまり、目のかゆみの原因です。時々、マスクにゴーグルという完全防御なのに頭はそのままという人をみかけますが、これでは、お尻かくして頭隠さずという具合で完璧ではありません。ただし、そのままの姿で銀行にいくのだけはご遠慮ください。点鼻薬はひどくなる前に使用しましょう。鼻の症状は飲み薬が良く効きますが、それでも花粉が大量のときは、鼻汁がひどくなります。点鼻薬はひどくなってから使用してもあまり効きません。朝起きたらすぐに、あるいは外出前に使用し、もしひどい状況で使用する時はマスクなどで症状がおさまってから使用すると有効です。

抗アレルギー薬がここ数年で眠気をおさえた良いものがたくさんでています。症状の程度、体質により一番有効なものを選ぶことがとても大切です。数種のものを試してどれが自分に合うか試すのがお勧めです。

セレスタミンはステロイドです。3日以上の使用はやめましょう。 花粉症に対するステロイド療法はその恐ろしい副作用(軽微なものでは生理がなくなること、肥満、にきびなど、重大なものでは糖尿病、骨粗しょう症、ショック、胃潰瘍など)に未経験な医師によって、1回うてば1シーズン有効などと称しステロイドの筋肉注射が行なわれたことがあります。さすがに最近ではこの様な治療をおこなう医療機関は少なくなってきましたが、まだ経口でのセレスタミン療法が散見されます。やむをえない時に3日以内の使用であれば問題はありませんがそれ以上は危険です。 手間をかけて花粉症とつきあい、副作用のある治療を避けたいものです。 スギ花粉症の症状が咳ででることがあります。大量にスギ花粉を吸い込んだり、季節の初期には鼻の症状がなく、喘息様の症状で花粉症が出現することがあります。注意が必要です。 季節は5月の連休までといわれ、ヒノキがあると5月いっぱいまでといわれています。

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