おたふくかぜと難聴の関係と確実な診断法の進歩について

おたふくかぜが昨年よりはやりつづけています。こどもにとっては風しんよりこわい病気です。とくにやっかいなのは、難聴の合併症が意外に多いことです。それもすぐには気がつかず数年後ときには成人になってはじめて診断されることもすくなくありません。日本では自然に感染したほうがよい、というようなことを平然とのべる医者もいて、予防接種率も低くとても危険な状況です。

予防接種での問題点は注射をしても抗体の産生(抵抗力)が悪く、80%ぐらいといわれています。従って、ワクチンを接種しているから安心というわけではなく、抗体を測定して、不十分ならもう一度注射が必要です。このようなことからワクチンをうっても同じようにおたふくにかかるという評判がひろまり、接種率を低くしている原因の1つかもしれません。しかし、抗体のしっかりついている子のおたふく風邪は、本当に軽症に経過し、大部分で熱もでません。是非接種してあげてください。また抗体検査希望のかたも是非お申し込みください。

また最近の院長の研究の結果、ほっぺの腫れがでた時点で血中のおたふくの交代価を2つの方法で測定すると、以前にかかったことがあるとか、ワクチンをうっていたがかかってしまたとか、おたふくウイルス以外による耳下腺炎であるとか、重症になるとかの情報を確実にえることがわかりました。具体的説明の希望があれば、院長に直接お尋ねください。

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