溶連菌感染症について

溶連菌感染症がはやっています。ここにきて急に流行りだしました。いきなり高熱がでてインフルエンザを思わせる症状ですが、検査をしてみると溶連菌(+)のことが多いのです。

溶連菌感染症は急性腎炎とかリュウマチ熱の合併症があるので、最低10日間の抗生剤服用が必要です。注意しなければならない例としては、高熱がでてインフルエンザの検査で(-)で、咽頭炎だろうということで抗生剤を処方され翌日解熱しそのままで治療が終了してしまう場合です。疑いがある場合は溶連菌の検査を必ずしてもらいましょう。数分で結果のでる検査です。

最近の報告によると2歳から7歳の咽頭炎の原因の50%が溶連菌であるとされています。熱で外来を受診しインフルエンザの検査が(-)のとき、先生にひと言、蚊の鳴くような声で「溶連菌ではないですよね」と遠慮深くいってみてください。ギクとして検査をするかもしれません。

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