お知らせ

祝日診療のお知らせ

2月11日(月)(建国記念日)臨時外来9:00~12:00

3月21日(木)(春分の日)臨時外来9:00~12:00

こどもの急変に対応、連日の休診はしません。祝日診療では迅速検査、点滴は可能ですが、時間の制限があるのでご注意ください具合の悪い方はなるべく早く受診してください。予防接種もおこなっています。

乳幼児歯科相談

 毎週月、水曜日午後2:00より4:00まで乳幼児歯科相談をおこなっています。歯科医師による歯磨き指導、虫歯予防、歯にかかわる相談をおこないます。費用は無料です。以外にも気楽に相談する機会がないようで延べ300人以上のかたが受診されています。予約不要でおこなっていましたが、最近希望者が多くなっていますのでできれば予約をお願いします。楽しく歯磨きをおこなえるように指導をおこないます。詳しいことは当院受付にお尋ねください 。

精神科外来

毎月2回程度木曜午前に予約制の精神科外来を行っています。診察はは精神科で精神保健指定医の医師がおこないます。産後のうつ症状、適応障害などを扱っています。初診の場合は1人3時間程度の問診が必要になります。受診希望の方は窓口にお尋ねください。

インフルエンザの治療薬

H30.12.1現在インフルエンザの治療薬には5種類あり、有効の可能性があるものとして1種類が知られています。
その特徴と使用法についてとりあげてみます。
1 タミフル 錠剤、ドライシロップ
長所 飲み薬で簡単 小さな子どもでも量を調節して使用できる
短所 耐性があり、効かない例が増えてきている B型には特に効きにくい 脳内移行での痙攣などの症状誘発が心配されている
2 リレンザ 吸入薬
長所 非常に効き目がよい タミフルに比較しあまり使用されてないためか耐性がすくない B型にもよく効く 脳内移行をあまり心配しなくてもよい
短所 パウダー状の吸入剤で吸気と同調させて吸入するので小学校低学年以下ではうまく吸入できない場合が多い そのためにパウダーを生理食塩水にとかしてネブライザーユニットで吸入しなければならないので手間がかかる
3 イナビル 吸入薬
長所 1回の吸入だけで治療は完了する あまり使用されてないことと新薬なので耐性が少なくうまく吸入できれば効き目はよい
短所 1回の吸入なのでうまく吸入できなければ効果はない 特に小学校低学年以下ではうまくいかないことが多い リレンザのようにネブライザーユニットで吸入することが薬の都合でできない  ヨーロッパでは有効ではないということで認可されていない
4 ラピアクタ 注射薬
長所 1回の注射、点滴で非常によく効く 耐性がない 高熱で意識朦朧としていたり脳炎症状などの重篤な例では使用すべき薬剤
短所 最低20分以上の点滴になる 新薬で脳内移行などの副作用については未知数
5 ゾフルーザ 錠剤 分包顆粒
長所 1回の服用で有効 新薬なので耐性が少ない 
短所 嘔吐などで吐いた場合は無効になる 副作用はまだ十分な報告がない
6 麻黄湯 のみぐすり
長所 漢方薬ということでなんとなく安心感がある
短所 保険での適応ではインフルエンザの初期の症状に使用することとなっている
インフルエンザでの有効性についてはいまだ検討中である 子どもでは苦いので飲みにくい

上記の薬剤の特徴を考慮し当院では院長は以下のような方針でインフルエンザの治療をし ています。
重症の場合(痙攣、意識障害、39.5度以上の高熱、異常行動など)受験、仕事の都合で とにかく早く治したい場合ラピアクタの点滴(30分ぐらいかかります)
検査ではっきりとインフルエンザと診断された場合 リレンザの吸入を1日2回 小学校学年以下のこどもではネブライザーユニットを使用し吸入(吸入器貸出の場合もあり)
ワクチンをうっていて家庭内、職場の身近な人が感染し、のどが痛いとか、寒気程度で 熱がない場合 麻黄湯の服用
ワクチンをうっていないで家庭内、職場の身近な人が感染し予防したい場合 抗インフルエンザ薬の予防投薬開始
いずれにしても高熱=インフルエンザではないのできちんと検査で確認して治療すること が必要です。

今、はやっている病気

咳と熱が続く場合

インフルエンザが大流行しています。A型2種類が流行していて、1回Aにかかってももう一度かかる可能性があり油断できません。またRSウイルスもヒトメタニューモウイルスの感染ももみられます。検査キットでは鼻から一回の検査で、インフルエンザ、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスの同定ができます。コストのかかる検査で保険請求がすべてはできないので、原則、かかりつけの方に行っています。その結果すべてマイナスの場合にはマイコプラズマやEBVD68感染を考えます。熱が長い場合には細菌性肺炎が考えられので採血を行ったり、胸部のレントゲンをとります。

熱中心なら

アデノウイルス、溶連菌感染症が流行しています。検査なしで抗生剤を服用すると本当の原因が判らなくなります。

吐き気あるいは下痢なら

おそらくノロウイルスのよると思われる嘔吐下痢症の流行しています。また注意点としては2割ぐらいの人が溶連菌感染症による吐き気ですので便のほか、ノドでの検査が必要になることもすくなくありません。下痢がひどい場合は脱水で点滴が必要になる場合もあり受診はなるべく早くお願いします。水分補給の注意の記事も参考にしてください。

病児保育室「えくぼ」のお迎えサービスについて

 保育園での急な発熱などで、就労中の両親が急に呼び出されて、仕事を中断しなければならないことは少なくありません。この対策のために、病児保育室「えくぼ」は平成29年4月からお迎えサービスを実施していましたが次第に利用者が増えています。これは園で急に具合が悪くなった場合、病児保育室の職員(基本的には看護師)がタクシーで迎えにいき子どもを預かり、クリニックを受診、処置、投薬をおこない病児保育であずかるというシステムです。親の対応が遅くなるとか急な処置が必要な場合、医療的処置が直ちに行えることで、安心して子どもを預けられるというメリットがあります。当施設では西東京市での正式な事業にするよう要望していますが、病児保育室「えくぼ」では独自に開始しています。国、東京都でも推進しており(平成28年7月)、清瀬市では平成29年度よりこの事業を行政として開始しています。
実際に運営しすでに多くの利用がありますが、特にトラブルはないのですが、往復のタクシー代の実費が平均2000円程度かかることが若干の問題になっています。

対象者 「えくぼ」を利用したことがある方で、送迎サービス登録をおこなっているひとが対象です。保育園、その他の園での理解や周知のほか、両親、園、病児保育室の三者の円満な相互理解と信頼も必要です。

費用  往復のタクシー代の実費 
実際の流れ 園で体調不良→園から親に連絡→当該システムの利用を確認→園あるいは親から「えくぼ」に連絡(042-438-7001えくぼ専用電話、042-421-7201クリニック)→送迎サービス登録を確認(その場での登録、利用は不可です)→利用開始

この事業が行政での事業になることにより、利用者負担が軽減されるようご理解とご協力の程お願いします。

小児科の「かかりつけ医」について

  小児科の「かかりつけ医」は国の認定を受けた医療機関が標榜できる制度です。小児科医として、小児夜間診療事業、予防接種、乳児健診、園医等の公的支援事業を行っている小児科専門医が標榜できます。医院の看板で内科の他小児科と書いてあることが多いのですが、実は小児科専門医ではないことが多いのが実態です。このような内科中心の小児科にかかっていて不満な結果、小児科専門医を受診することが以前より問題になっています。特に3歳未満の小児では年齢独特の疾患が多く、早期の診断、治療がかかせません。特徴としては、きちんと体重の推移をみたり、熱の経過をみたり、どのような疾患が周囲、園などで流行しているか把握しながら、必要があれば各種検査をおこなって、診断をつけたのち治療をはじめます。とりあえず抗生物質で様子をみたりすることはありません。国にしてもこのような事態を考慮し、無駄な抗生物質の使用や、手遅れになっての入院をさけ、小児は小児科専門医に、予防接種歴、発達の経過、病気の経過を一元的に管理してもらおう、という趣旨で開始された制度です。24時間の対応が努力義務として課せられていて、この認定を受けている医療機関は少ないのが現状ですが、小児科専門医の団体である、小児科医会が小児科専門医の開業医に標榜するよう働きかけています。このような趣旨で開始された制度で、はっきりいって小児科医にとっては負担がますことになりますが、きちんとした小児医療をすすめていきたいと思うので「かかりつけ医」を標ぼうすることになりました。当院を「かかりつけ」にしたいと思う方は是非登録してください。

この制度はもともと3歳未満のこどもを対象にした制度ですが、もともと当院のかかりつけの人は院長が登録していますが、登録を希望するかたはもれがあるといけないので窓口で申しつけてください。今後、予約、予防接種などでかかりつけ優先制度がはじまりますので対応をお願いします。

RSウイルス感染症とは

RSウイルス(Respiratory Syncytial Virus RSV)は、乳幼児(特に2歳以下の乳幼児)の肺炎や細気管支炎等の下気道感染症を引き起こす主要なウイルスです。 冬期を中心に、乳幼児に下気道の広範な狭窄を引き起こし,臨床的に喘鳴,努力性呼吸(多呼吸,胸郭陥凹,腹式呼吸など)を特徴とします。獲得免疫が不完全なために再感染が高率にみられ、乳幼児では毎年RSウイルス感染に罹患する症例もみられます。インフルエンザなども同様の症状を引き起こし、関東地方では12月から1月中旬までと流行する時期も重なっているため、よくインフルエンザと間違えられます。 しかし現在季節外れのこの病気の流行がみられています。
 斉藤小児科内科クリニックでは鼻咽腔からの検体採取により15分程度でそのウイルス同定をおこない、インフルエンザと区別し、適切な治療法を選択する努力を行っています。重症例も少なくなく,特に低出生体重児や先天性心疾患のある患児では致死的経過をとることもあり、要入院の例は少なくありません。ウイルス性感染症なので基本的には保存的治療に限られ、水分の補給を充分に行い、喘息に準じた治療を行います。軽症例では外来にて経過を観察しますが,乳児では分泌物が粘稠になって急速に悪化したり突然無呼吸に陥ることがあるので,入院加療が望ましいとされています。
 最新の報告ではステロイドの内服、吸入で重症化をふせげるのではないかといわれ、当院でも積極的にこの治療をとりいれよい結果をえております。早期診断、早期治療が重要です。

食物アレルギーの負荷テストについて

ご存じのように学校での食物アレルギーの事故を契機に学校、保護者でのこの問題についての興味がおおきくなっています。それに伴い食事アレルギーの指示書、管理指導票の作製依頼は少なくありません。
問題は不必要な食事制限や逆に必要なのに食事制限がおこなわれていないこと、なのですがその評価は専門家のあいだでも見解がわかれています。現時点では食物アレルギー診療ガイドライン2012が最も標準的なものですが、実際の運営に関しては人により差があるというのが現状です。
食物アレルギーの食事療法は摂取により症状が出現するのを防ぐためにおこなうもの、と採血データでは陽性である食品を症状がないので摂取を続けていて症状が出現するのを防ぐためにおこなうもの、の2種類を区別しながらの食事指導が必要になります。特に後者の食事指導には一定の見解がないのが実情です。年長のこども、小学生以上では症状が出現するのを防ぐ目的で、幼稚園以下では摂取することにより悪化し症状が出現するようになるのを防ぐ目的でおこなうことが多いようです。

負荷テスト
明らかに特定の食品で蕁麻疹、アナフィラキシー、喘鳴発作などの症状が30分以内に出るものにはテストは行いません。原則としてIgERASTで程度が3以上の食品に対しいままで避けていたり、少量たべたりしても症状がでなかったものに対し行います。外来にて非常に少量からはじめて、30分間隔で増量しながら食品を摂取してもらい、短期間ででる、蕁麻疹、喘鳴発作、アナフィラキシーの有無について観察し、夜間、翌日については家で保護者に症状の有無、湿疹や蕁麻疹などについて報告してもらいます。翌週も同様に先週の安全な量からはじめて同様に増量していきます。安全面を考慮して1つの食品にたいし最低4週間以上かけて負荷テストを行います。

食物アレルギー日記によるチェック
特にアトピー型の食物アレルギーにたいして行います。原則としてIgERASTを参考にして特定の食品がアトピーを悪化させないか、逆に特定の食品をさけることにより改善するかを観察します。ただしこの評価はとてもむずかしいといえます。というのも、判断に主観がはいりやすいこと、アトピーの軟膏治療を並行しておこなう必要があるからです。あたらしい血中TARCという指標を導入しより客観的な評価が可能かどうか、検討中です。

予防的な制限
現時点で特定の食品によりアレルギーがでている人はもちろん制限が必要ですが、まだでていない人に対して将来アレルギーが発現する可能性をみこして制限する方法です。特に小学校入学前の子どもにたいしておこないます。完璧に特定食品を除去するのではなく、アレルギーのレベル、たとえばIgERASTの段階により、量的、質的制限をおこないます。
このようにアレルギーの食事療法といっても、症状、年齢などによりどのように行うのか選択が必要です。指示を受け取った両親もどのようなもとで制限がおこなわれるのか、上記の内容をきちんと把握するようにしましょう。