お知らせ

7月16日(月、海の日) 9:00~12:00 臨時外来

夏休み 8月11日(土、山の日)は休みます。

こどもの急変に対応、連日の休診はしません。祝日診療では迅速検査、点滴は可能ですが、時間の制限があるのでご注意ください具合の悪い方はなるべく早く受診してください。予防接種もおこなっています。

乳幼児歯科相談

 毎週月、水曜日午後2:00より4:00まで乳幼児歯科相談をおこなっています。歯科医師による歯磨き指導、虫歯予防、歯にかかわる相談をおこないます。費用は無料です。以外にも気楽に相談する機会がないようで延べ300人以上のかたが受診されています。予約不要でおこなっていましたが、最近希望者が多くなっていますのでできれば予約をお願いします。楽しく歯磨きをおこなえるように指導をおこないます。詳しいことは当院受付にお尋ねください 。

精神科外来

毎月2回程度木曜午前に予約制の精神科外来を行っています。診察はは精神科で精神保健指定医の医師がおこないます。産後のうつ症状、適応障害などを扱っています。初診の場合は1人3時間程度の問診が必要になります。受診希望の方は窓口にお尋ねください。

かかりつけ制度の開始について

当院では 「かかりつけ制度」を採用することになりました。かかりつけ を希望なさる方は同意書が必要です。受付、看護師にお尋ねください。原則として3歳未満の方が対象の健康保険上の制度ですが、従来から本院へのかかりつけの方も登録しますのでお申し出ください。

「小児かかりつけ診療料」に関する説明書
当院では、当院を継続して受診され、同意された患者さんに、
小児科の「かかりつけ医」として、次のような診療をおこないます。

〇 急な病気の際の診療や、慢性疾患の指導管理を行います。
  〇 発達段階に応じた助言・指導を行い、健康相談に応じます。
  〇 予防接種の接種状況を確認し、接種の時期についての指導を行います。また、予防接種の有効性・安全性に関する情報提供を行います。
 〇 「小児かかりつけ診療料」に同意する患者さんからの電話等による問い合わせに常時対応しています。

連絡先 さいとう小児科内科クリニック 042-421-7201
院長携帯 
当院がやむを得ず対応できない場合などには、下記の提携医療機関や、
小児救急電話相談にご相談ください。
つながらない時の相談 小児救急電話相談 #8000
提携医療機関 順天堂練馬病院 03-5923-3111
武蔵野日赤病院 042-232-3111
公立昭和病院 042-461-0052
多摩北部医療センター  042-396-3811
都立小児総合医療センター 042-300-5111

患者さん・ご家族へのお願い

〇 緊急時など、都合により他の医療機関を受診した場合には、次に当院を受診した際にお知らせください。(他の医療機関で受けた投薬なども、お知らせください。)
  〇 健康診断の結果や、予防接種の受診状況を定期的に確認しますので、受信時にお持ちください。(母子健康手帳に記載されています。)

かかりつけの方へ優先されること

〇 予防接種の接種薬は原則としてチメロサールなしのものを使用します。
  〇 喘息発作、クループなどで頻回の吸入が必要な場合、無料で吸入器を貸しだしします。
  〇 食物アレルギーの負荷テストに基づき最新の考え方で食物指導、園、学校での管理指導を行います。

 

今、はやっている病気

咳と熱が続く場合

RSウイルス、インフルエンザ、ヒトメタニューモウイルスでもない特殊なかぜ、もしかしてEVD68(エンテロウイルスD68)かもしれないかぜが流行っていて、長い場合には1週間の熱と咳が続きます。検査キットでは鼻から一回の検査で、RSウイルス、インフルエンザ、ヒトメタニューモウイルスの同定ができます。その結果すべてマイナスの場合にはマイコプラズマやEBVD68感染を考えます。熱が長い場合には細菌性肺炎が考えられので採血を行ったり、胸部のレントゲンをとります。

熱中心なら

アデノウイルス、溶連菌感染症が流行しています。検査なしで抗生剤を服用すると本当の原因が判らなくなります。

吐き気あるいは下痢なら

病原性大腸菌による下痢が流行っています。乳幼児の場合オムツから周囲に伝染するので注意が必要です。便の培養が必要で最低数日かかります。早めの検査、治療をおすすめします。ニュースの記事をおよみください。またロタウイルスやアデノウイルス腸炎の流行がみられます。症状はいきなりの嘔吐と下痢です。伝染性が非常に強いのが特徴です。ワクチンの接種をしていない場合には注意が必要です。また嘔吐下痢症の2割ぐらいの人が溶連菌感染症による吐き気ですので便のほか、ノドでの検査が必要になることもすくなくありません。脱水で点滴が必要になる場合もあり受診はなるべく早くお願いします。

手足口病、ヘルパンギーナについて

手足口病、ヘルパンギーナについて?

暑くなるとはやります。原因は、両方とも大部分がコクサッキーウイルスAによるものです。手足口病とはその名のように、手のひら、足のうら、口の中に小さな水ぶくれができる病気です。以前にかかったことのある子でもまたうつる場合があります。熱はないか、あっても微熱程度ですみます。手足の水ぶくれは痛がりませんが、口の中が痛くて食べられなくなることがあります。ヘルパンギーナは日本語に直すと水疱(ヘルペス)で痛い(アンギーナ)という意味の病気で、38〜40℃の高熱が2〜3日続きます。のどの奥に小さな水ぶくれができて痛いので、食べられなくなります。 これらの病気で家庭で気をつけることは次のことがらです。

1.食べ物 :口の中が痛いときは、かまずに飲み込めるものを与えます。プリン、ゼリー、アイスクリーム、さましたおじや、とうふ、グラタンなどがよいでしょう。

2.水分:十分に水分をとるようにしましょう。オレンジジュースなどすっぱいものはしみます。砂糖を充分加えた紅茶、牛乳や麦茶、みそ汁、ポタージュスープなどがよいでしょう。

3.入浴:高い熱があるときや元気がないとき以外は、がまんする必要はありません。

このように比較的心配のない病気なのですが、今年になって中国ではやり多数の死亡者をだしている重症なタイプもあるので注意が必要です。これはEV71(エンテロウイルス71)による手足口病で脳に障害を起こしやすいとされていますので、熱が続いたり、おう吐の激しいときには、入院、精査が必要になることもあります。油断せずに安静、経過観察を充分におこなってください。

抗生物質の使用はなるべく避けましょう

 抗生物質の使用により、耐性菌の出現(抗生物質に効かない菌に侵される)、抵抗力がおちたり、腸内細菌がこわされ下痢になったり、アレルギーが発症しやすくなったりします。特に日本では抗生物質の使用量が異常に多いことが指摘されています。尿路感染症、溶連菌感染症、細菌性中耳炎(滲出性中耳炎は抗生物質不要)などのはっきりした理由なしでの抗生剤は止めましょう。使っても最高5日以内にとどめましょう。このようなことを考慮し、当院では以下の様なパンフレットを配布しています。

抗菌剤適正使用に関する説明書
病名:感冒、急性鼻副鼻腔炎、急性咽頭炎、
急性気管支炎、急性下痢症

お子様の疾患は理学的所見、検査所見より細菌性感染症以外の原因で発症していることが考えられます。原因としてウイルス感染症、アレルギー性疾患、下痢症では食物アレルギーも考えられます。従って抗菌剤の使用は必要ありません。

また抗菌剤の使用では腸内細菌叢を育てることができず、下痢症状となる、あるいは免疫機能の低下につながることが報告されています。従って予防的投与を含め、抗菌剤の適応はありません。 今後症状の変化によっては細菌感染症の可能性が否定できない、あるいは細菌による2次的感染症の発症が考えられるときには、適切な抗菌剤を投与することもあります。 症状が遷延化するときにはご来院ください。

さいとう小児科内科クリニック 院長 斉藤喜親

病原性大腸菌感染症について

下痢の時に原因検査のため便検査をおこなうと、病原性大腸菌が検出されることが少なくありません。この菌に感染していると問題になることが2つあります。1つは人に感染すること、時に集団感染をおこすこと、もう1つは感染により溶血性尿毒性症候群(HUS)という致死的な経過をとるものがある、ということです。この2つを区別して正確な理解をしましょう。

この区別のキーワードはヴェロ毒素です。よく世間で騒がれていて時々死亡するので有名なものはヴェロ毒素をだすタイプの腸管出血性大腸菌感染症といわれるものです。これがでると医療機関は直ちに保健所に届けなければなりません。保健所は食中毒として食材の推定、家庭、食堂の食材検査、保育園の場合は保存してある食事(保育園では出した食事の2週間の保存が法的に義務づけられています)の検査を行い感染経路の同定をおこないます。当院でもいままで11例経験し、O-157 8例 O-26 2例 O-165 1例で、焼き肉やさん由来が5例でした。症状は必ずしも血便ではなく、単なる下痢の場合もありました。全例合併症なく完治しています。6、7,8月の下痢は便培養の検査が必要だと考えています。

下痢には感染性のものとして、ウイルス性のもの(ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなど)細菌性のもの(病原性大腸菌、サルモネラ、赤痢、チフスなど)が知られていますが原因が不明、原因が今の検査では判らないものが多数あります。便培養で同定する場合はやくとも3日ぐらいの日数がかかるので、下痢をした場合は早く病院を日中に受診し便検査を行うと同時に食べたもののチェックをメモしておくことをお勧めします。また原因が不明の下痢も多数あるので、病院を受診し原因検査をしてなにも検出されなくとも下痢が続いている場合の集団生活は避けてください。

アデノウイルス感染症とは

アデノウイルス感染症は上気道炎,角結膜炎,胃腸炎の3つが主要症状で,迅速診断が可能です。上気道炎型は39度以上の高熱が約5日間続くのどの病気です。のど、扁桃腺に膿をつけたり、結膜炎を併発することもあります。角結膜炎を併発したものをプール熱といいます。同じような症状を示す病気にEBウイルス感染(伝染性単核球症)があります。胃腸炎型はとても重症な腸炎をおこし、腸重積の原因の80%はこれによるものとの報告があります。これよりアデノウイルスのよる腸炎では強い下痢止めは絶対使ってはいけない薬とされています。重症な病気なので早期の診断により入院をさける必要があります。多くの例でのどの痛みで水分、食事がとれないことによる脱水のため、また発熱の持続のため外来での点滴でやっと軽快する重症な病気です。よりくわしい説明は迅速検査のページを見てください。