お知らせ

祝日診療予定 年末年始の予定

年末 12月31日(日)12:00まで診療

年始 1月2日(火)臨時外来9:00~12:00

1月4日(木)通常診療開始9:00から

1月8日(月)(成人の日)西東京市指定休日診療 9:00~17:00

こどもの急変に対応、連日の休診はしません。祝日診療では迅速検査、点滴は可能ですが、時間の制限があるのでご注意ください具合の悪い方はなるべく早く受診してください。予防接種もおこなっています。

乳幼児歯科相談

 毎週月、水曜日午後2:00より4:00まで乳幼児歯科相談をおこなっています。歯科医師による歯磨き指導、虫歯予防、歯にかかわる相談をおこないます。費用は無料です。以外にも気楽に相談する機会がないようで延べ300人以上のかたが受診されています。予約不要でおこなっていましたが、最近希望者が多くなっていますのでできれば予約をお願いします。楽しく歯磨きをおこなえるように指導をおこないます。詳しいことは当院受付にお尋ねください 。

今年度のインフルエンザワクチンについて

テレビのニュースでご存じかと思いますが、今年度のインフルエンザワクチンの供給が不十分になるとのことです。昨年度の接種本数の90%しか供給されないとのことです。また昨年よりチメロサールなしのワクチンが提供されなくなっていますが、今年度は若干入手可能にになっています。当院としてもなるべく良いワクチンを入手していくつもりでベストをつくしています。12月28日時点でほぼ昨年度接種人分確保していますが、チメロサールなしのワクチンは20人分だけです。今後の情報にご注意ください。
方針
1)予約で接種可能です。
2)通常診療時での接種は原則禁止されています。自費診療と保険診療が同時になるからです。
3)チメロサールなしのワクチンは20人分だけです。妊婦、授乳しているかた、1回目当院でチメロサールなしのワクチンを接種しているかた、その他院長が必要と判断したかたに優先して接種します。希望するかたはお申し出ください。
4)かかりつけの方には優先してすべてのワクチンを確保して接種する、というのが当院のスタンスです。 日本脳炎もかかりつけ方の分は確保しておりますので、窓口にお尋ねください。

今、はやっている病気

咳と熱が続く場合

インフルエンザ、RSウイルスが流行しています。特定の園で集中してはやっています。園での流行にご注意ください。インフルエンザは本格的に流行しじめました。こじらせる前に受診してください。

熱中心なら

アデノウイルス、溶連菌感染症が流行しています。検査なしで抗生剤を服用すると本当の原因が判らなくなります。

吐き気あるいは下痢なら

ノロウイルスによる嘔吐下痢症の大流行がはじまりました。症状はいきなりの嘔吐と下痢です。伝染性が非常に強いのが特徴です。また嘔吐下痢症の2割ぐらいの人が溶連菌感染症による吐き気ですので便のほか、ノドでの検査が必要になることもすくなくありません。脱水で点滴が必要になる場合もあり受診はなるべく早くお願いします。

RSウイルス感染症とは

RSウイルス(Respiratory Syncytial Virus RSV)は、乳幼児(特に2歳以下の乳幼児)の肺炎や細気管支炎等の下気道感染症を引き起こす主要なウイルスです。 冬期を中心に、乳幼児に下気道の広範な狭窄を引き起こし,臨床的に喘鳴,努力性呼吸(多呼吸,胸郭陥凹,腹式呼吸など)を特徴とします。獲得免疫が不完全なために再感染が高率にみられ、乳幼児では毎年RSウイルス感染に罹患する症例もみられます。インフルエンザなども同様の症状を引き起こし、関東地方では12月から1月中旬までと流行する時期も重なっているため、よくインフルエンザと間違えられます。

斉藤小児科内科クリニックでは鼻咽腔からの検体採取により15分程度でそのウイルス同定をおこない、インフルエンザと区別し、適切な治療法を選択する努力を行っています。重症例も少なくなく,特に低出生体重児や先天性心疾患のある患児では致死的経過をとることもあり、要入院の例は少なくありません。ウイルス性感染症なので基本的には保存的治療に限られ、水分の補給を充分に行い、喘息に準じた治療を行います。軽症例では外来にて経過を観察しますが,乳児では分泌物が粘稠になって急速に悪化したり突然無呼吸に陥ることがあるので,入院加療が望ましいとされています。

最新の報告ではステロイドの内服、吸入で重症化をふせげるのではないかといわれ、当院でも積極的にこの治療をとりいれよい結果をえております。早期診断、早期治療が重要です。

水分補給の注意

ノロウイルスによる嘔吐下痢症がはやっています。水分補給のために以下のことに気を付けてください。

脱水の予防、脱水の治療にはそのために開発されたソリタ顆粒(処方ででるがやや味が悪い)、アクアライト(ポカリとはちがう、自分で買うが味がよい)、OS-1をすすめます。年長児で脱水がさほどでもなく、ぐったりとしているような低血糖状態の時は、紅茶に砂糖をいれて甘ーくしたものがおすすめです。いずれも1回に100CC以内(コップに半分程度)とし、冷たいと腸蠕動を亢進させるので、室温程度で与えてください。

脱水というのは、水分だけがなくなるわけではなく、ナトリウム、カリウム、クロールなどの電解質も同時に不足します。例えば嘔吐、下痢などで体重が1000g減少した場合、みず、麦茶、ポカリスウェットなどだけだと1日1000ml以上の補給が必要ですが、ソリタ、アクアライトを利用すれば、600ml程度の補給で生体の自己回復力を利用し、脱水の治療ができます。病院で点滴をする時には水ではありません、電解質液ソリタ液などを点滴するのです。

またよくある間違いは、脱水のときに牛乳、果汁を与えて、脱水を悪化させてしまうことがあり、注意してください。牛乳には蛋白、脂肪、乳糖などが含まれいずれも胃腸炎の急性期には望ましくありません、また果汁、特にリンゴ果汁は下痢を悪化させるといわれています。

 

アデノウイルス感染症とは

アデノウイルス感染症は上気道炎,角結膜炎,胃腸炎の3つが主要症状で,迅速診断が可能です。上気道炎型は39度以上の高熱が約5日間続くのどの病気です。のど、扁桃腺に膿をつけたり、結膜炎を併発することもあります。角結膜炎を併発したものをプール熱といいます。同じような症状を示す病気にEBウイルス感染(伝染性単核球症)があります。胃腸炎型はとても重症な腸炎をおこし、腸重積の原因の80%はこれによるものとの報告があります。これよりアデノウイルスのよる腸炎では強い下痢止めは絶対使ってはいけない薬とされています。重症な病気なので早期の診断により入院をさける必要があります。多くの例でのどの痛みで水分、食事がとれないことによる脱水のため、また発熱の持続のため外来での点滴でやっと軽快する重症な病気です。よりくわしい説明は迅速検査のページを見てください。

タミフルを使わないインフルエンザの治療法

インフルエンザによる脳炎は、インフルエンザウイルスによる高サイトカイン血症によって起こるのではないかとされています。実際インフルエンザの脳炎は大部分が発熱後48時間以内の高熱期におきています。一方治療法としては、シンメトレル、タミフルの内服、リレンザの吸入があります。内服薬のうちシンメトレルはA型インフルエンザしか効かず、そのうえ耐性ウイルスがかなり多く、現在の小児にたいする治療はタミフルが主になっています。実際タミフルは有効な薬剤です。

しかしタミフルの副作用としての中枢神経(脳)への移行が問題になり、とくに1歳未満、また10歳以上の未成年者でも使用を控えるべきという勧告がだされています。しかしこれもおかしな話で脳の発達途上のすべての小児に使用を控えるべきではないでしょうか。インフルエンザによる高熱、インフルエンザによる興奮作用、タミフルによる脳刺激作用が熱性痙攣をおこしたり、時に意識障害をもたらすことがあります。このような観点からより安全で脳炎の発症を防ぐ治療法はないか、と考えていました。その結果、文献を検索しタミフルに頼らない以下のような治療法にたどりつきました。

*小児にたいしてはタミフルを使用せずネブライザーによりリレンザを1日2回吸入する。

上記の治療を実際行い、興奮作用などの副作用なしに、タミフルと同等以上に有効というという満足すべき結果を得ています。この治療はインフルエンザ治療のスタンダードになるべき治療といえ、当院では2006年より行なっていましたが、今年になりやっと保険では認められるようになったのが実情です。またこの薬剤の不足がこの治療の推進のあしかせになっています。またすべての医療機関でこの治療ができる訳ではないことを念頭においてください。その他不明なことは、看護婦、院長にお尋ねください。

また最近では点滴注射による薬剤も使用できるようになっています。ラピアクタという薬です。小児でも体重15kg以上であれば使用できます。点滴なので30分以上の時間がかかります。新しい薬剤のためか耐性がみられず、大部分でほぼ1日で解熱し、2日以上使用し解熱しない場合は合併症があり、入院する必要があります。

また1回だけの吸入ですむイナビルという薬もあります。吸入が確実にできれば問題ないのですが、うまく吸入できない年少児には効果が悪く、発熱が持続して来院するかたが多いという印象があります。当院ではお勧めしていません。