お知らせ

4月21日(土)小児科学会出席のため休診です

4月30日(月、振替休日) 9:00~12:00 臨時外来

5月ゴールデンウイークの予定

5月5日(土、こどもの日)9:00~12:00 臨時外来

こどもの急変に対応、連日の休診はしません。祝日診療では迅速検査、点滴は可能ですが、時間の制限があるのでご注意ください具合の悪い方はなるべく早く受診してください。予防接種もおこなっています。

乳幼児歯科相談

 毎週月、水曜日午後2:00より4:00まで乳幼児歯科相談をおこなっています。歯科医師による歯磨き指導、虫歯予防、歯にかかわる相談をおこないます。費用は無料です。以外にも気楽に相談する機会がないようで延べ300人以上のかたが受診されています。予約不要でおこなっていましたが、最近希望者が多くなっていますのでできれば予約をお願いします。楽しく歯磨きをおこなえるように指導をおこないます。詳しいことは当院受付にお尋ねください 。

精神科外来

毎月2回程度木曜午前に予約制の精神科外来を行っています。診察はは精神科で精神保健指定医の医師がおこないます。産後のうつ症状、適応障害などを扱っています。初診の場合は1人3時間程度の問診が必要になります。受診希望の方は窓口にお尋ねください。

伝染性紅班 リンゴ病について

 伝染性紅班 リンゴ病は顔に鼻の左右に赤い紅斑、腕、モモに網目状の発疹が出る病気です。原因は風疹に近いウイルス、パルボウイルスB19によるものです。

パルボウイルスB19感染症の典型的な臨床症状は伝染性紅斑ですが、この症状がでたころには感染力はほぼ消失しています。また感染しても伝染性紅斑の症状がでるのは感染者の15~30%にすぎず、かぜ症状、関節痛、高度の貧血などさまざま症状がみられます。
パルボウイルスB19感染経路で最も頻度が高いのは飛沫感染です。また感染率は約20%であまり高くありません。ウイルスが排出されるのは通常、感染してから3週間程度で、この間は他者への感染の可能性があります。特に、感染後4~14日目が感染性が強い時期です。しかし、子どもに見られる典型的な紅斑や、青少年、大人での関節痛の症状が出現するのは、感染の約2~3週間後であるため、その頃には感染力はほぼ消失しています。一方手足に限局した出血性発疹、これはよく手足口病と誤診されますが、の場合は血中に多量のウイルスが存在しているため感染力がとても強いといわれています。

注意が必要な人は溶血性貧血の人、免疫能の低下した人、妊婦です。特に妊婦は注意が必要で胎児の奇形が心配されるので免疫の有無を確認すべき、とされています。さいとう小児科内科クリニックで以前に調べたデータでは成人女子で抗体をもっている人(かかったことのある人)は64%でした。この病気のワクチンはまだないことより、妊娠の可能性のある女性は抗体の有無を調べたほうがいいでしょう。

今、はやっている病気

咳と熱が続く場合

インフルエンザの流行はほぼ終焉しました。小さい子の場合はRSウイルスも流行っていて、インフルエンザの検査でマイナスの場合には検査が必要です。一方ヒトメタニューモウイルスの流行が始まっています。検査キットでは鼻から一回の検査で、RSウイルス、インフルエンザ、ヒトメタニューモウイルスの同定ができます。当院では子どもへの負荷を考慮しこの方法を採用しています。

熱中心なら

アデノウイルス、溶連菌感染症が流行しています。検査なしで抗生剤を服用すると本当の原因が判らなくなります。

吐き気あるいは下痢なら

ロタウイルスの流行がみられます。症状はいきなりの嘔吐と下痢です。伝染性が非常に強いのが特徴です。ワクチンの接種をしていない場合には注意が必要です。また嘔吐下痢症の2割ぐらいの人が溶連菌感染症による吐き気ですので便のほか、ノドでの検査が必要になることもすくなくありません。脱水で点滴が必要になる場合もあり受診はなるべく早くお願いします。

病児保育お迎えサービスの実施について

病児保育室「えくぼ」は平成29年4月からお迎えサービスを実施しています。これは園で急に具合が悪くなった場合、病児保育室の職員(基本的には看護師)がタクシーで迎えにいき子どもを預かり、クリニックを受診、処置、投薬をおこない病児保育であずかるというシステムです。親の対応が遅くなるとか急な処置が必要な場合、医療的処置が直ちに行えることで、安心して子どもを預けられるというメリットがあります。当施設では西東京市での正式な事業にするよう要望していますが、病児保育室「えくぼ」では独自に開始いたします。

この事業の開始を本院のホームページに載せたところ問い合わせが多数でこの事業の開始を待ち望んでいるという状況です。国、東京都でも推進しており(平成28年7月)、清瀬市では平成29年度よりこの事業を行政として開始するという報道がありました。具体的な運営は園と相談しながらシステムを構築したいと思います。

対象者 「えくぼ」を利用したことがある方で、送迎サービス登録をおこなっているひとが対象です。保育園、その他の園での理解や周知のほか、両親、園、病児保育室の三者の円満な相互理解と信頼も必要です。

費用  往復のタクシー代の実費 
実際の流れ 園で体調不良→園から親に連絡→当該システムの利用を確認→園あるいは親から「えくぼ」に連絡(042-438-7001えくぼ専用電話、042-421-7201クリニック)→送迎サービス登録を確認(その場での登録、利用は不可です)→利用開始

えくぼ「お迎えサービス」の実行についての現時点(H30.3.27)での実態
西東京市の保育園、幼稚園について依頼書を送付し返信のあった施設です。
協力可能な園 30園
公設公営保育園 向台保育園、西原保育園、けやき保育園、ひばりが丘保育園、はこべら保育園、こまどり保育園、すみよし保育園、なかまち保育園、ひがし保育園、やぎさわ保育園
公設民営保育園 下保谷保育園、いずみ保育園
民営保育園 保谷駅南口保育園 デジタルディフェンス関連保育園 谷戸すくすく保育園、谷戸のびのび保育園、田無すくすく保育園
ドリームキッズ東伏見保育園 ひばりヶ丘みさと保育園 すまいる保育室 Pocapoca保育室 ポケットランドひばりヶ丘 グローバルキッズ柳沢園 レイモンド田無 保育室わんわん 保育室わんわん2nd 南町Pocapoca保育室 もりのなかま保育園 田無北原保育園
ほうやちょう保育園
幼稚園 
つくし幼稚園

以上の園に通園している方は直ぐに登録可能です。

スギ花粉症の日常生活での注意

スギ花粉症は遺伝性の病気で、IgERASTで3+以上で症状が出現し、また強陽性のひとはヒノキに対しても陽性のことが多いようです。時々まったく上記の検査で異常がないにもかかわらず、スギ花粉症と信じている 思い込み花粉症の人もいます。

症状は鼻、目の他、皮膚、粘膜、気管支に出現するので注意が必要です。院長自身スギ花粉症なので、文献、経験に基づいた注意を以下に述べます。洗濯物、ふとんは室外にだすのはやめましょう。特に目、鼻以外にも下着についた花粉で外陰腟炎をおこすことが知られています。帽子をかぶりましょう。朝シャンをやめて夜シャンにしましょう。髪の毛についた花粉は夜間の鼻づまり、目のかゆみの原因です。時々、マスクにゴーグルという完全防御なのに頭はそのままという人をみかけますが、これでは、お尻かくして頭隠さずという具合で完璧ではありません。ただし、そのままの姿で銀行にいくのだけはご遠慮ください。点鼻薬はひどくなる前に使用しましょう。鼻の症状は飲み薬が良く効きますが、それでも花粉が大量のときは、鼻汁がひどくなります。点鼻薬はひどくなってから使用してもあまり効きません。朝起きたらすぐに、あるいは外出前に使用し、もしひどい状況で使用する時はマスクなどで症状がおさまってから使用すると有効です。

セレスタミンはステロイドです。3日以上の使用はやめましょう。 花粉症に対するステロイド療法はその恐ろしい副作用(軽微なものでは生理がなくなること、肥満、にきびなど、重大なものでは糖尿病、骨粗しょう症、ショック、胃潰瘍など)に未経験な医師によって、1回うてば1シーズン有効などと称しステロイドの筋肉注射が行なわれたことがあります。さすがに最近ではこの様な治療をおこなう医療機関は少なくなってきましたが、まだ経口でのセレスタミン療法が散見されます。やむをえない時に3日以内の使用であれば問題はありませんがそれ以上は危険です。 手間をかけて花粉症とつきあい、副作用のある治療を避けたいものです。 スギ花粉症の症状が咳ででることがあります。大量にスギ花粉を吸い込んだり、季節の初期には鼻の症状がなく、喘息様の症状で花粉症が出現することがあります。注意が必要です。 季節は5月の連休までといわれ、ヒノキがあると5月いっぱいまでといわれています。 もうすこしの辛抱です。がんばりましょう。

また最近非常に効果があり、眠気のない薬が発売され、院長も愛用しています。ただし大人にかぎります。

食物アレルギーの負荷テストについて

食物アレルギーの負荷テストについて

ご存じのように学校での食物アレルギーの事故を契機に学校、保護者でのこの問題についての興味がおおきくなっています。それに伴い食事アレルギーの指示書、管理指導票の作製依頼は少なくありません。
問題は不必要な食事制限や逆に必要なのに食事制限がおこなわれていないこと、なのですがその評価は専門家のあいだでも見解がわかれています。現時点では食物アレルギー診療ガイドライン2012が最も標準的なものですが、実際の運営に関しては人により差があるというのが現状です。
食物アレルギーの食事療法は摂取により症状が出現するのを防ぐためにおこなうもの、と採血データでは陽性である食品を症状がないので摂取を続けていて症状が出現するのを防ぐためにおこなうもの、の2種類を区別しながらの食事指導が必要になります。特に後者の食事指導には一定の見解がないのが実情です。年長のこども、小学生以上では症状が出現するのを防ぐ目的で、幼稚園以下では摂取することにより悪化し症状が出現するようになるのを防ぐ目的でおこなうことが多いようです。

負荷テスト
明らかに特定の食品で蕁麻疹、アナフィラキシー、喘鳴発作などの症状が30分以内に出るものにはテストは行いません。原則としてIgERASTで程度が3以上の食品に対しいままで避けていたり、少量たべたりしても症状がでなかったものに対し行います。外来にて非常に少量からはじめて、60分間隔で増量しながら食品を摂取してもらい、短期間ででる、蕁麻疹、喘鳴発作、アナフィラキシーの有無について観察し、夜間、翌日については家で保護者に症状の有無、湿疹や蕁麻疹などについて報告してもらいます。翌週も同様に先週の安全な量からはじめて同様に増量していきます。安全面を考慮して1つの食品にたいし最低4週間以上かけて負荷テストを行います。

食物アレルギー日記によるチェック
特にアトピー型の食物アレルギーにたいして行います。原則としてIgERASTを参考にして特定の食品がアトピーを悪化させないか、逆に特定の食品をさけることにより改善するかを観察します。ただしこの評価はとてもむずかしいといえます。というのも、判断に主観がはいりやすいこと、アトピーの軟膏治療を並行しておこなう必要があるからです。あたらしい血中TARCという指標を導入しより客観的な評価が可能かどうか、検討中です。

予防的な制限
現時点で特定の食品によりアレルギーがでている人はもちろん制限が必要ですが、まだでていない人に対して将来アレルギーが発現する可能性をみこして制限する方法です。特に小学校入学前の子どもにたいしておこないます。完璧に特定食品を除去するのではなく、アレルギーのレベル、たとえばIgERASTの段階により、量的、質的制限をおこないます。
このようにアレルギーの食事療法といっても、症状、年齢などによりどのように行うのか選択が必要です。指示を受け取った両親もどのようなもとで制限がおこなわれるのか、上記の内容をきちんと把握するようにしましょう。

ヒトメタニューモウイルス感染症について

RSウイルス様の咳、呼吸困難、熱が続き、肺炎が疑われるが、レントゲンで異常なく、マイコプラズマでもない病気がはやっています。これはヒトメタニューモウイルス感染症ではないかといわれています。白血球はさほど増加しないのに、血沈、CRPなどの炎症反応が強いのが特徴です。

ヒトメタニューモウイルスはサーズで注目されてから知られるようになってきたウイルスでRSウイルスとよく似たウイルスといわれています。ヒトメタニューモウイルスは1から2歳が最も多く、RSウイルスの初感染よりもおそく、後発季節は3月から6月で丁度今頃流行ります。

迅速検査キットが利用できるようになり、インフルエンザ、RSウイルスでもなく、マイコプラズマでもない咳中心の風邪の場合この病気を疑い検査します。ただし検査キットはできたばかりで、保険ではまだ認められていないのととても高価で簡単にはできない、というのが実情です。但しこの検査で陽性になってきちんとした病名がつくと、家族はとても安心するので、必要なときにはちゅうちょなく、医療機関の負担で検査をおこなっています。治療は咳に対する対症療法が中心になり、中耳炎の合併に注意が必要です。