お知らせ

祝日診療のお知らせ

7月15日(月)(海の日)臨時外来9:00~12:00

祝日診療では迅速検査、点滴は可能ですが、時間の制限があるのでご注意ください具合の悪い方はなるべく早く受診してください。予防接種もおこなっています。

乳幼児歯科相談

 毎週月、水曜日午後2:00より4:00まで乳幼児歯科相談をおこなっています。歯科医師による歯磨き指導、虫歯予防、歯にかかわる相談をおこないます。費用は無料です。以外にも気楽に相談する機会がないようで延べ300人以上のかたが受診されています。予約不要でおこなっていましたが、最近希望者が多くなっていますのでできれば予約をお願いします。楽しく歯磨きをおこなえるように指導をおこないます。詳しいことは当院受付にお尋ねください 。

精神科外来

毎月2回程度木曜午前に予約制の精神科外来を行っています。診察はは精神科で精神保健指定医の医師がおこないます。産後のうつ症状、適応障害などを扱っています。初診の場合は1人3時間程度の問診が必要になります。受診希望の方は窓口にお尋ねください。

アトピー性皮膚炎の治験をおこなっています

アトピー性皮膚炎に対する非ステロイド剤の新薬の治験を行っています。


今、はやっている病気

咳と熱が続く場合

ヒトメタニューモウイルス、RSウイルスが散見されます。検査キットでは鼻から一回の検査で、インフルエンザ、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルスの同定ができます。コストのかかる検査で保険請求がすべてはできないので、原則、かかりつけの方に行っています。その結果すべてマイナスの場合にはマイコプラズマやEBVD68感染を考えます。熱が長い場合には細菌性肺炎が考えられので採血を行ったり、胸部のレントゲンをとります。

熱中心なら

アデノウイルス、溶連菌感染症が流行しています。検査なしで抗生剤を服用すると本当の原因が判らなくなります。

吐き気あるいは下痢なら

ロタウイルスが流行しています。注意点としては下痢がさほどひどくない場合もありますが、この病気にかかると下痢、嘔吐による脱水がひどく、点滴が必要になる場合が大部分です。受診はなるべく早くお願いします。経口補水液をうまく使って点滴をさけるようにしてください。水分補給の注意の記事も参考にしてください。

アデノウイルス感染症とは

アデノウイルス感染症は上気道炎,角結膜炎,胃腸炎の3つが主要症状で,迅速診断が可能です。上気道炎型は39度以上の高熱が約5日間続くのどの病気です。のど、扁桃腺に膿をつけたり、結膜炎を併発することもあります。角結膜炎を併発したものをプール熱といいます。同じような症状を示す病気にEBウイルス感染(伝染性単核球症)があります。胃腸炎型はとても重症な腸炎をおこし、腸重積の原因の80%はこれによるものとの報告があります。これよりアデノウイルスのよる腸炎では強い下痢止めは絶対使ってはいけない薬とされています。重症な病気なので早期の診断により入院をさける必要があります。多くの例でのどの痛みで水分、食事がとれないことによる脱水のため、また発熱の持続のため外来での点滴でやっと軽快する重症な病気です。よりくわしい説明は迅速検査のページを見てください。

みずいぼの治療について

伝染性軟属腫(みずいぼ)はウイルス疾患であり、皮膚と皮膚の濃厚な接触があれば他人に感染する恐れはありますが、学校保健法に規定された隔離の必要な伝染病でなく、登園やプールの入水を禁止する必要はありません。プールの水質検査では残留塩素濃度0.4mg/L(400ppm)以上という値が義務づけられていますが、これはウイルスをすみやかに不活化する濃度から決定されています。公共、学校のプールでは遵守を保育園、幼稚園等では努力義務が課せられています。プールへの入水を禁止している学校、園があるとしたらこの水質を保っていないのではないかと考えます。その場合もっと怖いウイルス、細菌の感染のほうが心配です。具体的にはアデノウイルス感染症(プール熱)とか病原性大腸菌感染症(O−157)などです。

裸でおしくらまんじゅうとかの肌をすり合わせることをしない限りみずいぼがプールでうつることはありません。本ウイルスに対する抗体の存在は報告されていて、多数のいぼが出来ると自然に消退して行くこともしられています。

治療としてはピンセットでむしりとるというとても痛い方法がてっとりばやいのですがおすすめしません。というのも痛みが強いという他、みずいぼに対する抗体ができない限りとってもまたできてきたり、ときにはとったあとがケロイドになる例があるからです。従って本院では漢方薬、ヨクイニンを服用してもらい、抗体の産生を早期にうながし、根本からなおす方法をとっています。はやければ服用を2ヶ月位つづけるとぼろぼろとくずれはじめきれいに直ります。それでもとらないとプールにいれてくれない、とか早く直したいという人には硝酸銀ペースト法を用います。

これは硝酸銀を小麦粉にまぜて小さな団子にして、これをいぼにくっつけます。すると数日でその部分が黒くなりいぼがとれます。痛みは全くありませんが、痒みがある場合があります。時々みずいぼでむしりとられた経験から、みずいぼ恐怖症になっている子がいます、治療には出来る限り痛くない方法を選択してあげてください。

みずいぼはプールにはいれます

日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会 が以下の統一見解をだしています。
学校感染症 第三種 その他の感染症:皮膚の学校感染症とプールに関する統一見解
お子さんとその保護者さん、
ならびに保育園・幼稚園・学校の先生方へ
皮膚の学校感染症について
プールに入ってもいいの?

1)伝染性膿痂疹(とびひ)
かきむしったところの滲出液、水疱内容などで次々にうつります。プールの水ではうつりませんが、触れることで症状を悪化させたり、ほかの人にうつす恐れがありますので、プールや水泳は治るまで禁止して下さい。

2) 伝染性軟属腫(みずいぼ)
プールの水ではうつりませんので、プールに入っても構いません。ただし、タオル、浮輪、ビート板などを介してうつることがありますから、これらを共用することはできるだけ避けて下さい。プールの後はシャワーで肌をきれいに洗いましょう。

3) 頭虱(あたまじらみ)
アタマジラミが感染しても、治療を始めればプールに入って構いません。ただし、タオル、ヘアブラシ、水泳帽などの貸し借りはやめましょう。

4) 疥癬(かいせん)
肌と肌の接触でうつります。ごくまれに衣類、寝床、タオルなどを介してうつることがありますが、プールの水ではうつることはありませんので、治療を始めればプールに入っても構いません。ただし、角化型疥癬の場合は、通常の疥癬と比べ非常に感染力が強いので、外出自体を控える必要があります。

平成25年5月
日本臨床皮膚科医会・日本小児皮膚科学会

 

 

水分補給の注意

脱水の予防、脱水の治療にはそのために開発されたソリタ顆粒(処方ででるがやや味が悪い)、アクアライト(ポカリとはちがう、自分で買うが味がよい)、OS-1をすすめます。年長児で脱水がさほどでもなく、ぐったりとしているような低血糖状態の時は、紅茶に砂糖をいれて甘ーくしたものがおすすめです。いずれも1回に100CC以内(コップに半分程度)とし、冷たいと腸蠕動を亢進させるので、室温程度で与えてください。

脱水というのは、水分だけがなくなるわけではなく、ナトリウム、カリウム、クロールなどの電解質も同時に不足します。例えば嘔吐、下痢などで体重が1000g減少した場合、みず、麦茶、ポカリスウェットなどだけだと1日1000ml以上の補給が必要ですが、ソリタ、アクアライトを利用すれば、600ml程度の補給で生体の自己回復力を利用し、脱水の治療ができます。病院で点滴をする時には水ではありません、電解質液ソリタ液などを点滴するのです。

またよくある間違いは、脱水のときに牛乳、果汁を与えて、脱水を悪化させてしまうことがあり、注意してください。牛乳には蛋白、脂肪、乳糖などが含まれいずれも胃腸炎の急性期には望ましくありません、また果汁、特にリンゴ果汁は下痢を悪化させるといわれています。

ロタウイルス胃腸炎とは

ウイルスが原因の感染性腸炎

ロタウィルス胃腸炎は、乳幼児に多く起こる感染性胃腸炎のひとつで、ロタウィルスというウィルスが原因です。感染性胃腸炎はその原因によってウィルスによるものと、細菌によるものとに分けることができます。胃腸炎の原因ウィルスはロタウィルスの他に、ノロウィルスなどがあります。日本では毎年、冬の前半にノロウィルス、冬の後半から春にかけてロタウィルスによる胃腸炎が流行します。

乳幼児期の胃腸炎では最大級

☆昼間は大丈夫そうでも、夜間に状態が急変することも
ロタウィルス胃腸炎は、乳幼児の胃腸炎の中ではもっともひどくなりやすいことが知られています。こまめに水分を与えているつもりでも、おう吐や下痢がひどいと、水分補給が間に合わなくなったり、赤ちゃんが口から何も受けつけなくなったりします。こうなると、体の小さな赤ちゃんは、急激に脱水が進みますので、すぐに適切な処理をしないと命にかかわることもあるのです。
また、ロタウィルスは、インフルエンザ、突発性発疹に次ぐ、小児の脳炎、脳症の原因であることが報告されています。

初感染時に重症化しやすい

☆5歳までにみんなかかるけれど…
ロタウィルス胃腸炎は、世界中のほぼ全員が5歳までに1度は経験するといわれています。しかし、体が小さいうちに初めて感染すると重症化しやすく、入院による治療が必要になることもあります。日本では、ロタウイルス胃腸炎で入院する小児の3割が0歳児、4割が1歳児です。 一方、ロタウィルスに一度感染すると免疫がつきますので、その後は感染しても胃腸炎の症状は軽くなっていきます。

つらい下痢やおう吐が7日間程度続く

☆根本的な治療はまだありません
白っぽい水のような下痢や激しいおう吐が特徴的なロタウィルス胃腸炎は、他の胃腸炎よりも回復に時間がかかります。
通常、症状がおさまるまで7日間程度必要とされ、この間に繰り返される下痢やおう吐により、脱水を起こしやすくなります。
今のところ、ロタウィルス自体に効く薬はなく、下痢やおう吐を薬で止めることはしません。そのため、ロタウィルス胃腸炎にかかったら、こまめな水分補給で脱水を防ぎ、自然に治っていくのを待つしかありません。

ロタウィルスは感染力が強い

☆手洗いや消毒だけでは防ぎきれません
ロタウィルスは、衛生状態に関係なく世界中のこどもに胃腸炎を起こします。それは、ウィルスの感染力の強さに理由があります。まずロタウィルスは、環境に強く、乾いた場所では約10日間生きています。また石けんや消毒用アルコールにも強いため、塩素系漂白剤や哺乳瓶用の消毒液などでしっかり消毒しなければ死滅しません。
さらに、胃腸炎の症状がおさまった後も約1週間は、何兆個ものウィルスが便中に排出されているといわれています。赤ちゃんなら、わずかな数のウィルスがあれば感染して胃腸炎を起こしますので、保育施設などで、ひとたび誰かが感染すれば、どんなに手洗いや消毒をしていても、全員がロタウィルス胃腸炎にかかってしまうことさえあるのです。