お知らせ

2月12日(月、振替休日) 9:00~12:00 臨時外来

3月21日(水、春分の日) 9:00~12:00 臨時外来

こどもの急変に対応、連日の休診はしません。祝日診療では迅速検査、点滴は可能ですが、時間の制限があるのでご注意ください具合の悪い方はなるべく早く受診してください。予防接種もおこなっています。

乳幼児歯科相談

 毎週月、水曜日午後2:00より4:00まで乳幼児歯科相談をおこなっています。歯科医師による歯磨き指導、虫歯予防、歯にかかわる相談をおこないます。費用は無料です。以外にも気楽に相談する機会がないようで延べ300人以上のかたが受診されています。予約不要でおこなっていましたが、最近希望者が多くなっていますのでできれば予約をお願いします。楽しく歯磨きをおこなえるように指導をおこないます。詳しいことは当院受付にお尋ねください 。

川崎病とは

読売新聞より引用

主に4歳以下の乳幼児に好発する原因不明の疾患で、心臓障害により突然死がおこることもある病気です。原因不明(おそらく何らかの感染に対する特異的反応)の理由により全身の血管の炎症が生じている病気とされています。
主な症状
1 5日以上続く発熱
2 眼球結膜の充血
3 口唇の紅潮、いちご舌
4 体の発疹
5 手足末端の症状 急性期 むくみ 回復期 皮がうすくむける
6 頸部のリンパ節の腫れ
ですが、病気を発症してすぐに上記症状がすぐにでてくることはありません。

診療所の小児科医がこの病気を疑うのはまず、数日続く発熱です。そして次に確認するのが目の結膜の充血、BCG部位の発疹、頸部のリンパ節の腫れです。これがそろって出ていればほぼ間違いありませんが、同じような病気には麻疹、風疹、溶連菌感染症などがあります。その区別のために採血し、白血球がかなり増えていて、炎症所見の程度をあらわすCRPを確認し悪ければほぼ間違えありません。発疹は必ずしも早期にはでないこともあります。

この病気は入院が必要です。ガンマグロブリンという血清製剤の大量療法が必要なのと、心臓の血管に動脈瘤という病変ができないかということを確認するためです。大部分の例ではガンマグロブリンが著効し、すっきりと合併症もなく直りますが、心臓合併症の発生が心配なので1年程度は心エコーによる経過観察が必要になります。大分の例では合併症予防のためにアスピリンを長期に服用する必要があります。

予防注射は生ワクチン(麻疹、風疹、水痘、おたふく)は1年間は抗体ができない可能性があるので延期が望ましいが、麻疹、風疹、水痘、おたふくに暴露される危険性が高い場合はワクチンを接種し、更に1年後に再度接種する、とされています。他の不活化ワクチンは延期する必要はありません。特にインフルエンザワクチンはアスピリンを服用している場合は特に優先して接種する必要があります。

今、はやっている病気

咳と熱が続く場合

インフルエンザが大流行しています。特にB型が主流で、飲み薬のタミフルが効きにくいのが特徴です。こじらせる前に受診してください。小さい子の場合はRSウイルスも流行っていて、インフルエンザの検査でマイナスの場合には検査が必要です。また年長の場合にはヒトメタニューモウイルスにも注意が必要です。

熱中心なら

アデノウイルス、溶連菌感染症が流行しています。検査なしで抗生剤を服用すると本当の原因が判らなくなります。

吐き気あるいは下痢なら

ノロウイルスによる嘔吐下痢症の大流行がはじまりました。症状はいきなりの嘔吐と下痢です。伝染性が非常に強いのが特徴です。また嘔吐下痢症の2割ぐらいの人が溶連菌感染症による吐き気ですので便のほか、ノドでの検査が必要になることもすくなくありません。脱水で点滴が必要になる場合もあり受診はなるべく早くお願いします。

RSウイルス感染症とは

RSウイルス(Respiratory Syncytial Virus RSV)は、乳幼児(特に2歳以下の乳幼児)の肺炎や細気管支炎等の下気道感染症を引き起こす主要なウイルスです。 冬期を中心に、乳幼児に下気道の広範な狭窄を引き起こし,臨床的に喘鳴,努力性呼吸(多呼吸,胸郭陥凹,腹式呼吸など)を特徴とします。獲得免疫が不完全なために再感染が高率にみられ、乳幼児では毎年RSウイルス感染に罹患する症例もみられます。インフルエンザなども同様の症状を引き起こし、関東地方では12月から1月中旬までと流行する時期も重なっているため、よくインフルエンザと間違えられます。

斉藤小児科内科クリニックでは鼻咽腔からの検体採取により15分程度でそのウイルス同定をおこない、インフルエンザと区別し、適切な治療法を選択する努力を行っています。重症例も少なくなく,特に低出生体重児や先天性心疾患のある患児では致死的経過をとることもあり、要入院の例は少なくありません。ウイルス性感染症なので基本的には保存的治療に限られ、水分の補給を充分に行い、喘息に準じた治療を行います。軽症例では外来にて経過を観察しますが,乳児では分泌物が粘稠になって急速に悪化したり突然無呼吸に陥ることがあるので,入院加療が望ましいとされています。

最新の報告ではステロイドの内服、吸入で重症化をふせげるのではないかといわれ、当院でも積極的にこの治療をとりいれよい結果をえております。早期診断、早期治療が重要です。

スギ花粉症の日常生活での注意

スギ花粉症は遺伝性の病気で、IgERASTで3+以上で症状が出現し、また強陽性のひとはヒノキに対しても陽性のことが多いようです。時々まったく上記の検査で異常がないにもかかわらず、スギ花粉症と信じている 思い込み花粉症の人もいます。

症状は鼻、目の他、皮膚、粘膜、気管支に出現するので注意が必要です。院長自身スギ花粉症なので、文献、経験に基づいた注意を以下に述べます。洗濯物、ふとんは室外にだすのはやめましょう。特に目、鼻以外にも下着についた花粉で外陰腟炎をおこすことが知られています。帽子をかぶりましょう。朝シャンをやめて夜シャンにしましょう。髪の毛についた花粉は夜間の鼻づまり、目のかゆみの原因です。時々、マスクにゴーグルという完全防御なのに頭はそのままという人をみかけますが、これでは、お尻かくして頭隠さずという具合で完璧ではありません。ただし、そのままの姿で銀行にいくのだけはご遠慮ください。点鼻薬はひどくなる前に使用しましょう。鼻の症状は飲み薬が良く効きますが、それでも花粉が大量のときは、鼻汁がひどくなります。点鼻薬はひどくなってから使用してもあまり効きません。朝起きたらすぐに、あるいは外出前に使用し、もしひどい状況で使用する時はマスクなどで症状がおさまってから使用すると有効です。

セレスタミンはステロイドです。3日以上の使用はやめましょう。 花粉症に対するステロイド療法はその恐ろしい副作用(軽微なものでは生理がなくなること、肥満、にきびなど、重大なものでは糖尿病、骨粗しょう症、ショック、胃潰瘍など)に未経験な医師によって、1回うてば1シーズン有効などと称しステロイドの筋肉注射が行なわれたことがあります。さすがに最近ではこの様な治療をおこなう医療機関は少なくなってきましたが、まだ経口でのセレスタミン療法が散見されます。やむをえない時に3日以内の使用であれば問題はありませんがそれ以上は危険です。 手間をかけて花粉症とつきあい、副作用のある治療を避けたいものです。 スギ花粉症の症状が咳ででることがあります。大量にスギ花粉を吸い込んだり、季節の初期には鼻の症状がなく、喘息様の症状で花粉症が出現することがあります。注意が必要です。 季節は5月の連休までといわれ、ヒノキがあると5月いっぱいまでといわれています。 もうすこしの辛抱です。がんばりましょう。

 

4回目のポリオワクチンを忘れていませんか

タミフルを使わないインフルエンザの治療法

インフルエンザによる脳炎は、インフルエンザウイルスによる高サイトカイン血症によって起こるのではないかとされています。実際インフルエンザの脳炎は大部分が発熱後48時間以内の高熱期におきています。一方治療法としては、シンメトレル、タミフルの内服、リレンザの吸入があります。内服薬のうちシンメトレルはA型インフルエンザしか効かず、そのうえ耐性ウイルスがかなり多く、現在の小児にたいする治療はタミフルが主になっています。実際タミフルは有効な薬剤です。

しかしタミフルの副作用としての中枢神経(脳)への移行が問題になり、とくに1歳未満、また10歳以上の未成年者でも使用を控えるべきという勧告がだされています。しかしこれもおかしな話で脳の発達途上のすべての小児に使用を控えるべきではないでしょうか。インフルエンザによる高熱、インフルエンザによる興奮作用、タミフルによる脳刺激作用が熱性痙攣をおこしたり、時に意識障害をもたらすことがあります。このような観点からより安全で脳炎の発症を防ぐ治療法はないか、と考えていました。その結果、文献を検索しタミフルに頼らない以下のような治療法にたどりつきました。

*小児にたいしてはタミフルを使用せずネブライザーによりリレンザを1日2回吸入する。

上記の治療を実際行い、興奮作用などの副作用なしに、タミフルと同等以上に有効というという満足すべき結果を得ています。この治療はインフルエンザ治療のスタンダードになるべき治療といえ、当院では2006年より行なっていましたが、今年になりやっと保険では認められるようになったのが実情です。またこの薬剤の不足がこの治療の推進のあしかせになっています。またすべての医療機関でこの治療ができる訳ではないことを念頭においてください。その他不明なことは、看護婦、院長にお尋ねください。

また最近では点滴注射による薬剤も使用できるようになっています。ラピアクタという薬です。小児でも体重15kg以上であれば使用できます。点滴なので30分以上の時間がかかります。新しい薬剤のためか耐性がみられず、大部分でほぼ1日で解熱し、2日以上使用し解熱しない場合は合併症があり、入院する必要があります。

また1回だけの吸入ですむイナビルという薬もあります。吸入が確実にできれば問題ないのですが、うまく吸入できない年少児には効果が悪く、発熱が持続して来院するかたが多いという印象があります。当院ではお勧めしていません。