:お知らせ

本院はコロナ対応の診療・検査医療機関として指定を受けています

電話をかけて相談の上来院ください。電話だけの場合、電話初診料、再診料がかかりますので、保険証を手元においてお電話お願いします。

祝日診療

4月29日(木、昭和の日)臨時外来  9:00~12:00

東京都からの要請により連休中8:00から20:00までの診療を行います。

5月1日(土)8:00から20:00

5月2日(日)8:00から20:00

5月3日(月)(憲法記念日)8:00から20:00

5月4日(火)(みどりの日)8:00から20:00

5月5日(水)(子どもの日)8:00から20:00

コロナ対応の診療検査医療機関としての診療も行っています。

診療検査医療機関としての診療をご希望の方は受診前に必ずお電話をお願いします。隔離室は院内6室、外のブース1で診療していますが、隔離室の空き具合をみながら診療時間を指定させていただきます。また症状をお聞きしてどの様な検査になるかも、あらかじめ説明させていただきます。電話初診料、再診料がかかります。

かかりつけの方は優先して診療をおこなっています。

祝日診療では迅速検査、点滴は可能ですが、時間の制限があるのでご注意ください具合の悪い方はなるべく早く受診してください。予防接種もおこなっています。

乳幼児歯科相談

 毎週月、水曜日午後2:00より4:00まで乳幼児歯科相談をおこなっています。歯科医師による歯磨き指導、虫歯予防、歯にかかわる相談をおこないます。費用は無料です。以外にも気楽に相談する機会がないようで延べ300人以上のかたが受診されています。予約不要でおこなっていましたが、最近希望者が多くなっていますのでできれば予約をお願いします。楽しく歯磨きをおこなえるように指導をおこないます。詳しいことは当院受付にお尋ねください 。

外来入館時にトリアージを行っています

新型コロナウイルス感染症対策のためにクリニック入館時にトリアージを行っています。発熱時にはコロナ感染の有無を早期に診断できるようになっています。

 えくぼからのお知らせ

えくぼでのインシデントについて
 インシデントとは事故と事故を未然に防いだニアミスの両方のことをさします。インシデントの分類として、患者さんに与えた影響よりのレベル分類が提案されています。
レベル0 以前に気が付き、エラーは患者さんに到達しなかった。(ニアミス)
レベル1 エラーは患者さんに到達したが、実害はなかった。あらたな処置や治療を必要としなかった(ただし何らかの影響を与えた可能性は否定できない)。
レベル2 エラーは患者さんに到達し、自院で可能な処置や治療を必要とした。
レベル3 エラーは患者さんに到達し他院への紹介や入院を必要とした。

えくぼでは以前よりインシデントについて登録しながら分析し事故予防を行っていますが、その取り組みについて報告します。
レベル0 11件  レベル1 7件 レベル2 6件 レベル3 1件
その内容はレベル0、1に関するものは大部分が投薬に関するもので、レベル2,3に関するものは外傷でした。

外傷を原因別に分類しその予防について検討しました。
転倒 お昼寝の時以外は常にその危険があります。とにかく目を離さないことですが、頭部の打撲には注意して保育環境の整備にも常に注意をはらう必要があります。

打撲 転倒に比較すると大事には至らない事故ですが、目には注意が必要です。

けんか おもちゃの取り合い、イライラなどが原因ですが、こどもの性格をあらかじめ把握しておくことが予防につながります。

誤飲 こどもの特性としてなんでも口にいれる、ということがあり誤飲はするものという立場にたっての対応が必要です。口にはいるサイズのものや、危険な流動物は周りにはおかないことへの配慮が必要です。

はさむケガ ドアーやすきまでの手をはさむ事故が散見されます。ドアーの形態や、機能を見直しながらの対応が必要です。

 

今、はやっている病気

咳と熱が続く場合

熱と咳が続き新型コロナウイルスが疑われる場合はまずお電話ください。インフルエンザ、PCR検査(唾液あるいは鼻からの検査)、抗原検査を行います。COVID19が否定された場合で、熱が長い場合には細菌性肺炎が考えられので採血を行ったり、胸部のレントゲンをとります。

熱中心なら

インフルエンザ、COVID-19の他、アデノウイルス、溶連菌感染症が考えられます。検査なしで抗生剤を服用すると本当の原因が判らなくなります。乳幼児の突発性発疹にも注意が必要です。

吐き気あるいは下痢なら

ノロウイルスの流行の季節になりました。下痢、嘔吐による脱水がひどく、点滴が必要になる場合があります。受診はなるべく早くお願いします。経口補水液をうまく使って点滴をさけるようにしてください。水分補給の注意の記事も参考にしてください。COVID-19は消化器症状の例が50%もあるので注意が必要です。

新型コロナウイルス(COVID-19)の唾液によるPCR検査、鼻咽頭検査によるPCR検査、抗原迅速検査、採血による抗体検査を行っています

COVID-19感染症の流行は有効なワクチンが開発され大部分の人がワクチンにより免疫を獲得するまで、少なくとも今年いっぱいまで続くと考えています。そのためにクリニックでの受診者からの伝染を完璧に防ぐ工夫を行っています。そのためのポイントは唾液でのPCRでの検査を電話のみのシステムで行い、COVID-19の有無をはっきりさせ、陰性を確認してから診察にすすむことと、クリニックへの入館に際しトリアージを行うことです。従って少しでもCOVID-19の可能性がある方は来院されても一度帰宅してもらい、電話診療になります。本院で可能なCOVID-19の診断は唾液、鼻咽頭検体よるPCR検査、鼻咽頭による抗原迅速検査、血による抗体の有無を調べるIgG、IgM抗体検査で、現状で可能なすべての検査を行えます。この様な体制なので検査希望のかたが多くなることが予想されます。こうなると以前から当クリニックのかかりつけのかたの迷惑になりますので、検査対象はかかりつけの方中心の対応となりますので、ご周知ください。 

 検査の種類  目的  検査対象  有無の判定
 抗体検査  過去の感染の有無  血液  10分
 PCR検査  現在の感染  鼻から、唾液  48時間
 抗原検査  現在の感染  鼻から  10分

COVID-19を否定したいための検査希望 保険の適応にならない場合
電話対応、自費にて30000円かかります。検査料20000円+手技料10000円

COVID-19のトリアージについて
クリニックでは受診が安心してできるようにCOVID-19に対する対応を厳格に行っています。具体的にはクリニックの玄関で以下のトリアージ行っています。

38度以上の熱、咳がある場合 駐車場でのCOVID-19の抗原あるいはPCR検査

前日までに熱があり、今はさがっている。あるいは咳が強く微熱がある。院内で隔離室に入室して検査。

熱が全くない場合。通常の外来へ。

 

アトピー性皮膚炎の治療が大きく進歩してきています

アトピー性皮膚炎の治療が大きく進歩してきています

アトピー性皮膚炎の治療に対する考え方が変わってきています。保湿剤やスキンケアーやアトピービジネスにみられる民間療法では、改善が本当にみられるか疑問でした。明らかに改善するのはステロイドの外用剤という現状でした。しかし、ここにきて治療法の進歩にはめざましいものがあります。それは新しい非ステロイドの軟こうや注射薬の登場です。

予防に対する考え方の進歩
6ヵ月までの湿疹の完璧な治療。アトピー性皮膚炎と食物アレルギーの関係の逆転。食物アレルギーがアトピー性皮膚炎を起こすという考えで、食物制限でアトピー性皮膚炎をなおすという治療が数十年続いていたのですが、最近では皮膚炎による痒みで皮膚に傷ができ、そこから食物抗原が侵入し食物アレルギーが成立するので、まず皮膚を痒みのない正常な状態にすることに重点がおかれるようになっています。特に保湿剤でのコントロールが良くない場合には積極的にステロイド軟こうをしっかり使用することが大切になってきています。ランセットという有名な文献の2020年版にアトピーのリスクのある小児に保湿剤を使用すると最近汚染のリスクを1.5倍に増やし、アトピー性皮膚炎を進行させるとの報告もあります。乳幼児期の湿疹に対し、中等度のステロイドから開始し良くなったら、弱いステロイドに、さらに良くなったら保湿剤のみへの治療に変え、悪くなったら再びステロイドへもどし、かゆみのない、健康な肌を保つことで6ヵ月以後の管理が劇的に楽になることを経験します。
中等度のアトピーに対する効果薬の出現
今後数年以内に次々と非ステロイドの軟膏が発売されます。いままでは唯一の薬剤としてプロトピックだけが認められていましたが、アトピーのステロイド治療が不十分な場合塗布することにより、ヒリヒリ感や痒みが出現し、今一つ使用しずらい側面がありました。
しかしJAK阻害薬という痒みを生じるサイトカインを抑制する軟こうが発売され、発赤などの急性期の皮膚炎を治めたのちに使用すると著効することが判ってきました。ステロイドとこの薬剤を適切に使用することにより、中等度のアトピー性皮膚炎は完全にコントロールできるようになってきました。またJAK阻害薬以外にも非常に有効な非ステロイド軟膏が数年以内に発売されることになっています。院長も新軟こうの治験に携わっていて、軽度のアトピー性皮膚炎なら新軟膏のみで、中、高度ならステロイドと新軟膏の併用で十分コントロールできるようになっています。
基本的にはステロイド軟こうの強、中、弱の軟膏を部位、症状の程度に応じて使用し、プロアクティブ療法の考え方で完全にコントロールするのが原則ですが、その後の維持に関してかなり選択肢がふえてきています。
重症のアトピー性皮膚炎にたいする注射薬の出現
Th2細胞が産生するサイトカインは正常表皮分化過程を障害し,表皮最終分化タンパク質の発現を阻害することから,アトピー性皮府炎では皮膚バリア欠損を引き起こしたり,増大させたりすると考えられており、この働きを抑制する注射薬としてデュピクセントという注射薬が利用できるようになりました。強力なステロイドを長期に使用していたり、それでもコントロールが不十分な場合にアトピー性皮膚炎の重症度をEASIスコアーで判定し、使用します。
EASIスコアーとは
頭頚部、体幹、上肢、下肢別にアトピーの重症度、面積を数値化し、その合計で軟こう等の効果を判定するものです。これは世界で認められている、アトピー性皮膚炎の重症度を数値化したもので、当院でも積極的に使用して、適切な軟こう選択の指標としています。
軟こうの添加剤について
次の成分が入った保湿剤には注意が必要とされています。(国立成育医療研究センター
大矢 アレルギーセンター長:新生児・乳幼児のスキンケアーより引用)
・2歳未満の乳児で刺激が大きいもの プロピレングリコール
・接触皮膚炎を起こしやすいもの ラノリン、ウールワックスアルコール、メチルイソチアゾリノン
ちなみにヒルドイド(ヘパリン類似物質)のうちクリーム、ローションにはラノリンが含まれますが、軟こうには含まれないことをご周知ください。

以上、アトピー性皮膚炎の治療には画一的な方法はないのですが、年齢、重症度に応じて必要十分な治療ができる知識、薬剤の進歩がみられ、それに基づいた治療をおすすめします。

食物アレルギーの負荷テストについて

新学期が4月からはじまり給食の開始に合わせて食事アレルギーの指示書を持参して来院します。これは学校での食物アレルギーでのアナフィラキシーによる死亡を契機に学校給食でのアレルギー事故を防ぐ体制が重要視されてきているからです。
ポイントはアナフィラキシーをおこす食材をチェックし、さけることと、万が一の誤食の際のすみやかな対応を決めておくことです。また、採血のデータだけによる不必要な食事制限をさけるために、負荷テスト行い、食べられるのは積極的に食べ、アレルギーを克服することです。当院で約300名の負荷テストの結果では約80%の方が食事制限は不要でした。

負荷テスト

明らかに特定の食品で蕁麻疹、アナフィラキシー、喘鳴発作などの症状が30分以内に出るものにはテストは行いません。原則としてIgERASTで程度がクラス2以上の食品に対しいままで避けていたり、少量たべたりしても症状がでなかったものに対し行います。外来にて非常に少量からはじめて、60分間隔で増量しながら食品を摂取してもらい、短期間ででる、蕁麻疹、喘鳴発作、アナフィラキシーの有無について観察し、夜間、翌日については家で保護者に症状の有無、湿疹や蕁麻疹などについて報告してもらいます。翌週も同様に先週の安全な量からはじめて同様に増量していきます。卵黄、卵白、牛乳、ピーナッツ、くるみ、小麦製品などです。
採血によるIgERASTで項目がないものも負荷テストで確かめます。
また最近の報告によると、IgERASTではマイナスだが負荷テストで嘔吐などの消化器症状が発現するものも存在するといわれていて、乳幼児消化管アレルギーのような病態が年長児にも発現するのではないか、という説明もあります。当院でも経験しています。
このようなことからも、小児の食事アレルギーの診断、治療には負荷テストが非常に大切であると考えます。

食物アレルギー日記によるチェック

特にアトピー型の食物アレルギーにたいして行います。原則としてIgERASTを参考にして特定の食品がアトピーを悪化させないか、逆に特定の食品をさけることにより改善するかを観察します。ただしこの評価はとてもむずかしいといえます。というのも、判断に主観がはいりやすいこと、アトピーの軟膏治療を並行しておこなう必要があるからです。あたらしい血中TARCという指標を導入しより客観的な評価が可能かどうか、検討中です。

食物アレルギーとアトピー性皮膚炎
以前は食物アレルギーがアトピー性皮膚炎をおこすとされていましたが、現在は逆で皮膚炎が食物アレルギーをおこすとされています。アトピー性皮膚炎などの皮膚炎での皮膚のバリアー機能の破綻、痒みによる掻き傷があるとそこから食物抗原が侵入し食物アレルギーに至ると説明されています。従って、食物アレルギーの場合アトピー性皮膚炎の完全なコントロールを併用して行う必要があります。きれいな痒みのない肌を維持することが大切です。

 

クル病 ビタミンD不足についてと新型コロナウイルス感染症の予防

ビタミンD不足の乳幼児が増えています。5年前に比較し3倍以上になっていると言われています。その理由として母乳栄養、日光不足があると考えられています。人口栄養にはビタミンDが添加されています。また紫外線による皮膚のダメージを避ける傾向が次第に強くなり、その結果ビタミンD不足をきたしています。 ビタミンD不足はアレルギーの発症に関与している、とか乳幼児期のO脚の原因になる、とかの報告があります。 母乳栄養児、体重増加の悪い乳児では貧血のチェックのほか、アルカリフォスファターゼのチェックをお勧めしています。当院ではこの検査で異常がある場合は血中ビタミンDを測定しています。その結果によりビタミンDのサプリを投与してもらっています。すでにアメリカでは一歩先に進んでいて母乳栄養児にはビタミンDのサプリが積極的に推奨されています。 クリニックで行う6か月健診の時には遅いので、生後2か月から行う予防接種の時に相談してください。 最近以下の論文が報告されています。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の予防や死亡率低下にビタミンDが有効なのではないかとの仮説が提唱されているが、その可能性を支持する新たな2件のデータが報告された。 BCGの問題は最近新しい報告はなく、ビタミンDも結論がでるのは先のことになると思いますが、ビタミンDは免疫力を高める効果があることは昔から知られているので、母乳栄養児にサプリとして与えるのは望ましい、ことと考えられます。