二種種混合ワクチン(DT)はジフテリア、破傷風の混合ワクチンです。第1期を生後3ヵ月から3回接種します。このときには百日咳も入った三種混合ワクチン(DPT)として行います。小学校5,6年で第2期としてDTを接種します。
ジフテリアは今ではほとんどない病気なのにワクチンとして接種する理由は、とても大事な破傷風に対する抗体を確実につけたいからなのです。アジュバント効果と言い、2種類以上のワクチンをまぜて打つとより抗体ができやすくなるからです。
2期に百日咳をぬいたワクチンを接種するのですが、現在これが問題になっています。成人になって百日咳になる人が増えているからです。現在国としても検討中なのですが、2期にも百日咳の入ったものを接種したほうがいいのではないか、とされています。2期用の新しいワクチンが開発されるまで待つか、とりあえず現在使用されている1期用ワクチンの量を調節して使うか、結論はでていません。