予防接種

狂犬病

咬まれる前にあらかじめ接種して免疫をつけておく「暴露前免疫」と、
咬まれてから発病を予防するために接種する「暴露後免疫」があります。
狂犬病常在地域に渡航し、動物との接触が避けられない場合は、「暴露前免疫」をお勧めします。

狂犬病常在地域にいく人は狂犬病ワクチンの接種が必要です。この場合2通りの方法があります。1)暴露前免疫 咬まれる前にあらかじめ接種して免疫をつけておく 2)暴露後免疫 犬に咬まれた時に発病を予防するために接種する。
暴露前免疫
狂犬病の流行地域に渡航する場合であって、動物との接触が避けられない、または、近くに医療機関がないような地域に長期間滞在するような方は、渡航前に予防接種を受けることをお勧めします。
十分な免疫力を得るためには、4週間間隔で2回の皮下注射と、6~12ヶ月後の追加注射が必要となります。なお、暴露前のワクチン接種を行っている場合であっても、犬などに咬まれて感染した可能性がある場合には暴露後のワクチン接種が必要です。
暴露後免疫 犬等に咬まれた場合の狂犬病の発症予防
狂犬病発生地域で犬などに咬まれて感染した可能性がある場合に、発症を予防するため接種するワクチンのことを言い、できるだけ早く接種を開始する必要があります。暴露後ワクチン接種は初回のワクチン接種日を0日として、3日、7日、14日、30日及び90日の計6回皮下に接種します。
また、現地医療機関で暴露後のワクチン接種を開始したが、まだワクチンプログラムを完了しておらずに帰国した場合は、狂犬病の発症を確実に防ぐために、国内でワクチンプロフラムを必ず完了させることが必要です。

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